Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

授業紹介

中間テスト終了。ということで、SIPAの授業を紹介。ケネディスクール以外で授業を紹介しているブログってあまりないので、実はそれなりに意味があるのではと思ったり。

 

※)SIPAの授業に興味がない人には全く意味をなさないエントリになると思います。

 

以下、インパクトが大きい順。

 

 

①Politics of Policyakingmaking

  • 内容:なぜある話題は政策課題となり他はならないのか、あるアイディアが政策として実現する条件は何か、各政策アクターや機関はどのような特徴を持つのか、といった疑問に答える授業。
  • 形式:講義・ディスカッション
  • 宿題:論文を読む。ポリシーメモを書く。
  • 感想1:政策を通そうとしたときに、どのような要素を考えなくてはいけないのかのフレームワークを示し、考えるきっかけを与えてくれる授業。ポーターの競争の戦略の政策版みたいな感じ。(競争の戦略を詳しくしらないですが)
  • 感想2:前半は抽象的な話が多く、論文も難しかったので完全に消化不足だったが、後半はフレームワークを使って、具体例(クリンントンの医療改革は失敗したのになぜオバマは成功したのか?など)を分析しましょう的な授業となった。前半に習ったことが重要だったことに気づいてる段階。ポリシーメモに向け要復習。

 

②Economic Analysis

  • 内容:標準的なミクロ経済。数学的な難しさは学部の方が難しい。代わりに、政策への応用を意識した論文を読んだりする。(フードスタンプ等)
  • 形式:講義、ディスカッション
  • 宿題;計算問題、論文
  • 感想:経済学部出身で、ミクロ経済のゼミだったので完全に復習。経済学を思い出すにはいい授業だけど、経済学の勉強をしにきたのではないので、正直、頑張ってwave(試験受けて免除すること)すればよかった。(練習問題の宿題や論文読んだりする必要があり、時間は取られる)

 

③Accounting

  • 内容:簿記3級の仕分けから始まり、書店で「財務諸表分析!」等の本で解説されている分析方法を習う。後半は各資産項目、負債項目について、もう少し細かい論点を習う。
  • 形式:講義のみ
  • 宿題:計算練習
  • 感想1:会計って、こんなに面白く教えられるんだ!と感じた。今までにないくらい、会計に対する理解が進んだ気がする。
  • 感想2:「会計なんて本で自分で勉強すればいい」という思いもあったけど、この授業なら授業に出る価値はある気がする。

 

④Qunatitative Analysis for International and Pubilic Affairs

  • 内容:普通の基礎的な統計(平均とかの解説からt検定等)
  • 形式:授業+補修(STATAの解説含む)
  • 宿題;計算+STATA演習
  • 感想:授業は普通の統計の授業。統計も復習だが、STATAに慣れる意味で自分は取ってよかった気がする。(そもそも統計は殆ど使ってないので忘れてるし)

 

⑤Energy System Fundamental

  • 内容:エネルギーのあらゆる面の基礎を教える。物理面(kwとkwhの違い等、再エネの技術的な特徴等)、経済面(LCOEの計算方法等)、システム面(上流から下流までの流れ等)
  • 形式:授業+ゲストスピーカ−
  • 宿題;計算+プチ記述問題
  • 感想1:非常にアグレッシブな授業。先生が技術系のエネルギーの専門家ではなく、エネルギーを専門とするPEや財団等で勤務してきた元実務家教員なので、振る舞いが非常に社長(リーダー)的。「俺について来い!」「大変だけど、すごい場所に連れていくから、信じてついて来い!」的な感じ
  • 感想2:エネ庁で2年働いたけど、知らないことも多く勉強になる。ただし、教授の英語が早過ぎてついていくのが・・・・

  以上

 

必修なので、筋トレ系の授業が多いので、次からはもう少し実践的な授業を取りたい。