プロボノコンサル
「あー、何でなかなか、思った通りのことをしてくれないんだろ」
昔、職場で外部の専門機関に調査・コンサルを御願いしてた時にたまに心の中で
不満を感じていたりした。
現在、NYに本拠を置くSocial Enterpriseにプロボノでコンサルをするというプロジェクトに参加しているのだが、実際に自分がコンサルする側になって、全く知らない企業が困っていることについて考えることが、いかに「雲を掴むような話」なのかが分かってきた。。
まだ、始まったばかりだけど、新鮮な経験なのでメモ。
①クライアント企業
クライアントは、グリッドが届かない貧困地域における再生可能エネルギーの導入を支援している企業。具体的には、
(1)貧困地域で再生可能エネルギーの導入を進める企業を立ち上げようとする人を育てること、
(2)その企業にお金を投資(寄付)する財団や金融機関、社会的投資ファンドを探すと、の2つを行っている。
SIPAの先生も立ち上げに関わって企業で、まだ立ち上がって2、3年とのこと。
②お題
- 上記の(2)に関係する。いわゆる社会的投資へのお金の流れは増えているが、(1)立ち上がり段階の企業で、(2)再生エネルギー関連分野の企業、には投資が中々進んでいないので、その理由と解決策を提示して欲しいというもの。
③学び:チーム構成の大切さ
- チームは、環境系のコンサル、金融・エネルギー業界経験者、途上国(インド)出身者、自分という感じ。
- コンサル経験者はプロジェクトマネジメントに優れている。どのフェーズで何をやるべきか、クライアントの期待値コントロールをうまくやろうとしている。
- 金融系・エネルギー系の人は、どのようなファンドが社会的投資に興味を持っているかの土地勘が強い。
- 社会的起業の現場が多い国出身者だと、話が具体的で説得力がある。
- 知識としてはエネルギー・ファイナンス、能力としてはプロジェクトマネジメント、ソーシャルメディアを扱う能力が求めるられているプロジェクト。自分はどれも中途半端にある感じなので、うまく立ち位置が見つけられていないので、踏ん張りどころ。
プロジェクトが無事に進んだら、またメモを残したい。