【番外編2】東京都教育委員会「次世代リーダー育成道場」
Japan Tripで、日本に帰国中には小学生に勉強を教える機会があったが、今度はNYで目線の高い日本人高校生と話す機会があった。
自分も最近知ったのだが、東京都教育委員会は「次世代リーダー育成道場」なるものを最近、行っている。
内容はシンプルで、80万円払って、(1)書類審査、(2)面接、に通れば、以下の3つが経験できる。
①事前研修
※)自分が話した高校生は「石倉というハーバード出た人の話が面白かった」と言っていたが、HPを見ると、米倉誠一郎さんが講演してる記録がある。石倉洋子さんなのか、米倉さんなのか不明だが、どのみち、すごい人を選んでいる。
※)他に英語の研修や日本文化を学ぶらしい。
②1年間、アメリカの高校で学べる機会、
※)47人が東海岸の学校に散らばっている。
③渡米中に現地で活躍する日本人の話を聞く機会、
※)一時的に47人がまとまり、NYやワシントンをまわるらしい。
自分が海外で活躍しているとは思えないが、今回は③の一環として、何か話してもらえないかという依頼があり、自分と、もう一人SIPAの同級生で受けることとした。
友人と自分からは、自分のこれまでの人生における意思決定や、大学での活動の紹介を行ったのだが、驚いたのは、質疑応答やその後の雑談での、参加している高校生の人生へのオーナシップの高さと、社会で起きていることへのアンテナの高さ。。
以下は例。
・「講演終了した日の夜」に、「御礼&追加の質問」メールが来る。
→自分は社会人になっても、御礼メールが遅れたりすることもある。社会人になって、OB訪問的なことを受けても、これをできる就活生は多くはなかったので、非常に印象の残ったし、自分も、今後、気をつけたいと思った。
・意見・質問に積極的
→講演中、意図的に高校生の意見を聞く機会を設けた。まー殆ど手を挙げてくれないだろうなーと思っていたら、1/2ぐらいの人がすぐに手を挙げて意見をいいたがる。
→日本でどう教育すれば、こうなるのだろうか。。それとも、こちらの高校で学んでる成果なのか。
・非常に「自分で考えた後のある質問をしてくる」。以下例。
例1「社会保障とか財政とか、日本の大きな問題になっていることを立て直すために、国家公務員になりたいので東大を目指したい。ただ、視野を広げるためには、海外の大学院に進学することも考えているが、どうすればいいと思うか。」(高校1年生から)
例2「JBICは、国民の税金を原資として途上国に融資を行っていると伺ったが、返済はどのように行われるのか?」(何年生か忘れたが女性から)
例3「自分が大事にしたいことを、学ぶことが大事という話だったが、どうするのが良いと思うか?自分は少しでも知らない世界を知ることがまずは大事だと考えてここに来た。また、来年はアフリカを見に行ってみたい」
自分が高校生時代に一番多く、発した言葉が「面」「小手」「胴」であることを考えると、何とも意識の高い高校生を見て、頼もしく思えた。同時に、自分に危機感を感じ、気合を入れ直した。。。