Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

Micheal Term(1学期)の授業/Lent Term(2学期)の授業(予定)

今学期の授業の紹介をまとめてしていなかったので、まとめておきます。

 

①Microeconomics

  • 計4回の授業
  • Welcome week中に終わる。
  • ミクロの基礎からゲーム理論までが範囲
  • ゲーム理論のところで、航空行政の話がある等、ビジネスを意識した解説。
  • 自分は学部がミクロ理論とゲーム理論のゼミだったうえ、SIPAでもミッチリやりこんだので、これは全く問題なくついていけた。

②Managemnet Science 

(1)統計、(2)デシジョンツリー、(3)モンテカルロシュミレーションの3つからなる。

 

(1)統計

  • 記述統計から重回帰までを扱う
  • ただし、Stataは使わず全てエクセルで処理できる範囲のことしか扱わない。
  • また、自分で統計処理ができるようになることよりも、統計のバイアスに気づけることや、あることを分析したい場合にどのようなデータを比較すればいいか、に焦点があてられている。
  • 評価は試験のみ

 

(2)デシジョンツリー、

  • 意思決定力を鍛える授業。
  • 複雑なシナリオを、時間の順序を整理し、意思決定できる場面、意思決定した結果として確率的に現れる場面、各意思決定毎のコスト、各結果の確率をふまえた期待値をだして、より期待値の高い選択を抽出する手法を学ぶ。
  •  複雑なソフトの扱い方も学ぶが、恐らく、この論理的な手順をソフトがなくともできるようにすることが大事。
  • 現実は当然、こんな奇麗な意思決定できるわけではないが、論理的に整理し、定量化できることは定量化するべき、というのが自分の思想なので、ここでの学びは忘れないようしたい。

(3)モンテカルロ

  • 文字通り、モンテカルロシュミレーションを用いた意思決定を学ぶ。

 

 ③Organizational Behavior

  • これは、何回かに分けて記載しているので、各回の記事を参照。
  • 評価方法はレポートとテスト。
  • 自分にとってのハイライトは、レポート。ある家父長的な色彩が強いが、業績が悪く、従業員の士気が落ちているホテルの立て直し、をOBの観点から考えるのが課題なのだが、「企業文化を考えると、社員の士気の低下を避けるために、賃金カットで乗り切るべき」という自分の意見は、「なんで士気の低いやつのために給料を出すんだ。まずは首切りから」という意見に最初はかなり押されたし、こんな反論されると思わなかったので、驚いた。こういう意味での驚きが多く、育った場所によって、持つ価値観の違いを強く感じた授業でもあった。
  • 自分は役所の中ではドライな考えだと思っていたけど、他のチームメイトと比較すると、組織の価値観を重視し、長期的なコミットメントを重視する傾向にありそうで、やはり育った場所の影響を強く感じた。

④Management Pratice

  • これも、各回の記事を参照。
  • 評価方法はレポート一本。そのレポートの内容が面白いので、メモを残しておく。
  • そのレポートの内容は、下記のCVPにおける人間関係を、授業で習ったフレームやその他内容を利用しながら分析しろ、というもの。
  • 自分は、自分がうまく貢献できなかったシーンを取り上げて、その理由を分析したが、自分の人間としての特徴、文化的な特徴、チーム内でのポジショニング等、多面的に自分を振り返るいい機会となり、今学期では一番学びが大きかった。

⑤Cambridge Venture Project

  • ロンドンにあるストレス解消法をコーチングしてくれるアプリを開発しているスタートアップをクライアントととし、その市場調査を手伝う。
  • スタートアップのマーケティングがいかに泥臭いかを痛感した。
  • 評価は最終プレゼン及びpeer assesment.

 

⑥cooperate Finance

  • DCF, CAPM, payout, WACC, AVP, Multipleの扱い、Futute, Optionといった(恐らく)どこのMBAでも習うような内容を抑えていく。
  • 形式はケース、講義の組み合わせ。
  • 教科書にPrincipal of Cooperate Financeが指定されるが、基本、この教科書に沿って授業が進む。
  • 3割いるファイナンス系出身者と比較すると、ビハインドがあるのは間違いないので、教科書・ケースとも読み込んで授業に望むように心がけていた。
  • これはある程度功をなし、授業にはついていけたが、テスト前に友人と勉強してる際に、実務家のもつ直感的な理解に基づいた議論にあまりついていけず、実務とMBA勉強の差を如実に感じた教科でもあった。

 

最後に、今学期の履修予定の授業/活動。

①ストラテジー

②マーケティング

③オペレーション

④コストマネジメント(要は管理会計

ネゴシエーション

以上が必修

 

⑥Strategic Human Management

⑦Case in Coperate Finance

⑧Leading and Managing Social Enterpeise

⑨Philosophy in Buinsess 

これはケンブリッジMBAで一番人気のある授業の一つ。

 以上が選択。

 

Using smartphones to manage ongoing health conditions

上記の通りの技術を商業化するプロジェクト。MBA外のプロジェクト

 

⑪Hult Prize

スラムの幼少期の教育を行うスタートアップのアイデアを考える。(優勝賞金は何と1億近い)上海地区大会でプレゼン予定。優勝を目指す! 

 

以上がプロジェクト