Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

プログラム責任者のスピーチ

ケンブリッジMBAでは、学期の始めと終わりにプログラムの責任者が、20分程度のスピーチをする。

 

今学期の始めのスピーチは、今後のMBAの方針について、話したもので、面白かったのでメモ。(そもそも、学期毎に、directorが学生に話す機会を作ろうとするのが凄いとおもう。)

 

ケンブリッジMBAの歴史を振り返る

  • (12世紀に設立されたケンブリッジ大学の中にあって)MBAが設立されたのは1990年
  • 今の形式(20歳後半から30歳前半を対象とするインテンシブな1年制プログラム)になったのは1998年。
  • いわゆるMBAランキングで上位に登場し始めたのが2008年頃で、2015年現在、FTランキングで13位。(アプリカントに認知してもらうため、ランキングは10位前後は維持したいが、それ以上の拘りはないとのこと。)

 

②キャンパス拡充

  • 今、EMBAの教員を中心に、全ての教員が同じ建物内に部屋を持っていなかったり、特殊な授業の時は、他の学部の建物を使う時があるのだが、必要な施設を全て、同じ建物に収めるべく、2017年の竣工を目指して、新たな建物を建築中。
  • 2017年9月入学の人から利用可能とのこと。

 

②今後方針

  • ケンブリッジMBAの強み(学生同士の交流の密度の濃さ、研究能力の高い総合大学の中にあること)が生きる戦略を強化する。具体的には以下の通り。
  • 現在の少人数制を維持(150人程度)
  • ソフトスキル系授業(Value-Driven Leadership等)、メンター制、ライフ・キャリアカウンセリング充実等を通して、self-awarnessを高める仕組みをさらに充実させる。
  • ケンブリッジ大学にある利点をさらに高めるため、ケンブリッジ大学との他の学部の授業等をさらに取りやすくする。 
  • 以上の取り組みを中心に、世界で最高のリーダーシップ・ビジネス教育を提供することを目指す。

 

組織の強みを理解し、ビジョン・戦略を明確に語り、関係者をencouaregeする姿はまさに、良きリーダー であるように思う。