Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

シリコンバレーがやってきた

「Slicon Valley Comes to UK」というイベントに参加。

 

これは、シリコンバレーにある著名な企業・起業家にUKにきてもらって、講演・ネットワークキングをやろうというイベント。

 

最初の3、4人の講演を聞いただけで、次の予定に行く必要があったので、あまりゆっくりできなかったのだが、面白かった2人の人の話を簡単にまとめ。

 

勉強していると、どうしても教科毎の勉強で視野が狭くなりがちなところに、非常にビックピクチャーの話だったので、刺激になりました。

 

最初はFBのプロダクトデザインのDirectorをしている方は、次の20年で必要となる力として、以下の3つを上げていた。デザインシンキングに繋がる話な気がする。

  • Diversity :具体的な数字として、アメリカでプロフダクトデザインに関わっている人の58%が白人だが、全世界の人口構成は、61%がアジアン。当然、国民性が異なればプロダクトに求めるものも異なる。
  • Empathy :他人に対する共感力。これはDiversityにも関連し、他人に対する共感する力がないと、本当に人が求めるものをつくれないようね、という話。
  • Humanity:テクノロジーは何を作ることが出来るか?を決めることは出来るか、「何を作るべきか?」には答えることができない。という文脈で、芸術、哲学等を学ぶ必要性を訴えていた。

 

次は、googleの人。

 

この人は、ITの力で次に変るうる3つの分野を総括。特に、貧困分野において、以下の3つの分野が

  • Reliable Electricity:これは、主に再生可能エネルギー、特にスマートエネルギー・スマートシティ関連のこと。再生可能エネルギーの導入により、分散型のエネルギーが広まることで、エネルギーの不安定性が増す可能性があるけど、ITにより需要に応じた最適化ができるようになる。 
  • Communication:紹介されていたのは、これまで電波が届かず、ITの圏外だった人も圏内になり、より多くの人がインターネットの影響を受けるようなるというお話。具体的にはGoolgeがバルーンを飛ばして、インタネットの基地局代わりにしようとしている試みが紹介されたいた。
  • Logistics:今は、Logisticsというと、道路・倉庫といったインフラストラクチャーに頼る部分が大きいが、「どこに何があるか?」「どのルートで運ぶのが最適か」といった情報を整理していくことで、より既存のインフラストラクチャーに頼らない形にしていける、というお話。