Startup Weekend!
54時間
で、スタートアップのビジネスモデルを作るという、イベントに参加した。中身は至ってシンプル。
- 参加者有志による1分間でのアイディアのピッチ(短時間で自分のアイディアをプレゼンする。多分40くらい)
- 参加者全員による投票で、10個のアイディアを選ぶ
- 選ばれた人が、参加者の中からチームを作る。
- 残りの54時間で、ビジネスモデルをブラッシュアップ
- 最後に審査員の前でプレゼンして、優秀チームを決める。
自分も、人生で始めて、ピッチなるものをしてみた。
「大したことないアイディアだし、馬鹿にされたらどうしよう」「英語で、言葉が出て来なかったらどうしよう」とか色々と、嫌なことが頭をよぎったけど、やってみると、以外とテンションが上がる。
結果として選ばれなかったのだが、この高揚感と悔しさを元に、学びを続けたい。
結局、自分はMBAの友人がピッチした、クラウドファンディング系のチームに参加した。(何と、Wininingチームになった)
正直、自分以外のチームメンバーが、コンサル・ファイナンス・ITコンサル・ITエンジニアで、殆ど貢献できなかったのだが、MBAに来てからでは、単位時間当たりの学びとしてはMAXの3日間だった。(留学生活で密度の濃さNO.1はJapan Trip)
主な学び(というより感想)のまとめ。
①チーム構成(スキル・人間性)は大事
②最初のアイディアに拘る必要はない。でも、解きたい問題を常に意識する
③ピッチ・プレゼンは準備!リハーサル!
④斬新なアイディアは少人数で
⑤一体感を大事に
①チーム
これは本当に大事。
まず、スキルセット。クラウドファンド系のサイトを作るプランなのだが、自分のチームは、ファイナンス、マネジメント、ITのバックグラウンドの人がおり、議論の整理していく方法、金融機関としてワークするかについて、すごい勢いで議論が進んだ。
また、途中からは、ITエンジニアの人が、簡単なサイトを作り、プレゼンに間に合わせるところまでいった。
人間性的にも、極端に相性が悪い人がいなかったように思う。こんなインテンシィブに働く環境で、合わないととても持たない。
②アイディア
54時間でアイディアはどんどんかわっていった。
最初のアイディアだし、メンターとの会話、ケンブリッジの街中に繰り出してのインタビュー等、最後にプレゼンにまとめて行く過程、全ての段階でアイディアのチェンジがあった。
メンターの方とかの話を聞いたりする限りでは、アイディアがドンドン変るのは、悪いことではないとのこと。ただ、自分達の解きたい問題は本当に問題は何か、をクリアにし、その解決に貢献するのかを、意識し続けるのが大事とのこと。
③ピッチ
最後の1日はほぼ、1日をプレゼン準備にあてた。プレゼンターが英語圏のコンサル出身でプレゼンに慣れていることもあり、プレゼンだけを取れば、全チームで最高のできだったと思う。
他のチームを聞くと、準備に時間を取れなかったチームは、プレゼンターの交代がうまくいかなかったり、時間内に終わらなかったりと、もったいシーンが目立った。
④アイディアの斬新性
自分達のチームは、人数が多かったで、「うまくいかないと思うから、チームを分けた方がいい」とアドバイざーから言われたのだが、実際は、本当にうまく機能したと思う。
ただ、何回か結構斬新なアイディアが出たのだが、人数が多いと、どうしても議論が進む中で、斬新性がなくなってしまう。(新しいだけに、誰でも批判・疑問の声を上げられるし、反論もしにくい)
斬新なアイディアはそれを信じる少人数で、突っ走るしかないのかとも思う。
⑤一体感
殆ど見ず知らずだった、国籍も異なる人間が、54時間、一つの目的に向かって走り続ける中で、一体感が高まり、最後にゴールした時に感じる高揚感は何者に代え難いことを改めて思う。
この高揚感を大切にしたい。