Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

FT MBA ranking

FT MBA ranking(MBAランキングの一つ)が公開された ケンブリッジMBAはトップ5。 誕生25周年を迎えたばかりのプログラムにしては快挙だと思うが、中身はランキングでは表せない見所が多くあるので、引き続き頑張って欲しいし、自分もアラムナイとして貢献し…

エピローグ〜Graduation

「See you in April!」 昨年7月末にケンブリッジで全てのプログラムが終わる時、NYや東京でクラスメイトと再会した時、メッセンジャーとかでチャットした時、この一言を言うのが暗黙の了解かのように、必ず言い合っていた。 ケンブリッジビジネススクールで…

アルファー・アカデミーのインタビュー

アルファアカデミー(αAcademy)という学生・若手社会人のキャリア・留学支援をしている企業から(オンライン上のチャット形式で)インタビューを受けたので、共有しておきます。(記事を見るには(無料の)入会が必要です) 主に留学経験についてです。 www…

2012年クリスマス〜2015年クリスマス

2012年のクリスマスも近い季節 思うように留学準備が進まず、焦っていた。 TOEFLの点数が数点足りない。 GMATに至っては100点以上足りない。 エッセイも今イチ煮詰まってない。 出願の〆切は1ヶ月後に迫っている。 そんな時、自分を勇気づけたくれたのは先…

留学におけるグループワークの分析

「意見は中々言えないけど、ちゃんと作業したり、エクセル計算するのは日本人は比較的得意だよ」これは、留学の準備期間に、「英語で意見を言うのが苦手な日本人はどうグループワークで貢献できるんですか?」という質問を先に留学されていた方にした時に、…

「明確な間違え」と「不明確な正解」

Environmental Scienceの授業で「自然災害」について扱ったのだが、そこででてきた、「災害の予測に関するコミュニケーションのあり方」が面白かった。 2009年4月6日、イタリアのL’Aquilaという場所でマグニチュード5.9、死者309名、負傷者4000名を超える地…

Entrepreneurial State_How about in Japan?

There has been a long discussion how to enhance an innovation in Japan. In the past, the Japanese government, especially Ministry of Economy, Trade and Industry, took a leading role in the industrial policy in Japan. However, a lot of econ…

Double Degree〜MBA+別分野の修士を「3年未満」で

MBAは勉強する範囲がジェネラルなので、他の分野を掘り下げたい。 多くのダブルディブリーは3年かかる。 3年分も学費・生活費がない。時間ももったいない。 と思っている人は以外と多いのではないだろうか。こういう人にとって3年未満でのオプションがあ…

日本は普通の先進国

Mr. ジェラルド・カーティス という政治学者がコロンビア大学にいる。 1964年にコロンビア大学で国際関係の修士課程を終了して以来(最終学歴はPh.D)、一貫してコロンビア大学で日本政治を教えてきた先生だ。 50年以上、コロンビア大学で教鞭を取り研究…

【SIPA授業紹介】卒業プロジェクト

コロンビア大学SIPAでは、政府・NPO・民間企業を相手に、SIPAの学生数人でグループを組み、卒業プロジェクトをする必要がある。 クライアント一覧 https://sipa.columbia.edu/academics/capstone-workshops/mia_mpa?sort_by=field_client_name_value 自分は…

ケンブリッジMBAークラスメイトの近況(プログラム終了1ヶ月後)

Dear World How do you measure the impact of the university? We can count the novel prizes, or the number of the students who led the countries, or, won Olympic medals, 略 But, the real impact of Cambridge is the effects of it have on peopl…

【コロンビアSIPA授業紹介】政治学者の起業家精神とPolitical Risk Analysis

「さて、今週は何が起きた?」 毎週、先生のこの一言から授業が始まる。 シリアでの空爆 TPP トルコでの爆弾テロ スペイン カタルーニャの独立を巡る選挙 等、Political Riskを巡る様々な話題を生徒が提起して議論が始まる。 関係ない話題だったり、説明が不…

【SIPA授業紹介】Environmental Science

日本でいえば、地球環境科学のような授業。同名のPh.D & マスターコースのコアコースの一つであるが、自分の所属するプログラムにもオープンになっている。 内容は、温暖化、エネルギー、エコロジー、ハイドロジー、人間の健康、災害といった内容について、…

【SIPA授業紹介】Economic of Energy

「SIPAは全然、個別の授業の紹介があんまりないよね」という貴重な指摘を受けたので、自分の頭の整理も含めて、まとめていきたい。 今学期の授業は今のところ、比較的に満足度が高いものが多いのだが、自分の経験と重なる分野でもある「Economic of Energy」…

【番外編】気仙沼ニッティング物語〜いいものを編む会社

100年後、「KESENNUMA」というブランドの編み物が、ニューヨーク並んでいるのかもしれない。 そんな、ことを感じさせてくれる本だった。 このブログは基本的には留学ブログなので、留学先で感じたことや授業の内容を以外は書かないことにしている。だが、…

最終学期(SIPA)の授業内容

ケンブリッジ大学ビジネススクールの全プログラムを終え、コロンビア大学公共政策大学院(SIPA)に戻って来た。 留学も最終局面で、資金的にも寂しい感じだが、12月には卒業なので、最後まで走りきりたい。以下、今学期(SIPA2年目秋学期且つ(自分にとっ…

褒める文化?

「本質的に人間は褒められたいし、昨日より今日がよくありたいと思っているはず」 と、GEキャピタルの社長の安淵さんがインタビューで書いていたけど、ケンブリッジ大学(というか欧米の大学全般的?)に、この「褒めて伸ばす」ということを制度的にしている…

教える姿勢・学ぶ姿勢

今、夏学期の授業で、Six Sgimaというオペレーションの1分野の授業を受けている。 この授業は、人気があり、通常のコースを取れなかった人のために、追加的に開講されている。(単位にならないし、先生にも開講する義務はない) ※)このオペレーションの先…

ケンブリッジMBAーEaster Termの授業

ケンブリッジMBA、Easter Termの授業を振り返っておく。 総じて、最後に個人かグループで自由度の大きいレポートが課題となったが、その課題を通して、先学期までにやったことが、有機的に繋がったり、学びが定着していく感じがする学期な感じがする。 先学…

Cambridge Business School-Japan Dayー大人の学園祭

ケンブリッジ大学に来る時に一つ決めていたことがある。 それは、日本を紹介したりするイベントを開催することに率先しては関わらないこと。 コロンビア大学時代に、Japan Tripも含めて、色々なイベントを企画していたので、ケンブリッジ大学では、他のこと…

My career vision in next 20 years~risk and rewards

「アントレプレナーシップ」という授業で、「どういう人生を歩みたいか?そのリスクと報償は何か?」というエッセイ課題があった。 自分のマイルストンにもなるので、ここに残しておきたい。 My Life Plan I am 50 years old (In 2035) When I am 50 years o…

Cambridge Business School-Concentration

「子供の頃、自分は快適な車の中にいながら、窓の外に見える貧困に、何もできないことを、悲しく思っていた。」 ケンブリッジビジネススクールでは、Concentrationといって、最終学期に、 アート&メディア ファイナンス ストラテジー&マーケティング エネル…

The Cambridge Life~May Ball

今週は、ケンブリッジではタキシード姿で歩き回る酔っぱらいを良くみかける。 MBAは少しタイムスケジュールが違うので、授業が続いていたり、課題が残っていたりするのだが、学部生を中心に、殆どの学生は1年を終え、長い夏休みに入るので、May Ballという…

Business in African Conference のメモ

標題のカンファレンスがケンブリッジMBAで開催されたので、参加してみた。 役所で働いていた時は、こういうカンファレンスに参加する意義がどうしても、見いだせなかった。 その理由は、 自分がどこかで受け身だった部分があるのかもしれないこと 反感を買う…

本音と建前  

「日本人は本音と建前を使い分けるけど、欧米人はストレートにものを言う」 日本にいる時に、何となく思っていたことで、留学後にもっとも、違和感を感じているのが、この言葉かもしれない。 まず、留学してから(特にケンブリッジに来てからは、)「欧米人…

組織改革とリーダーシップ

今学期の授業の一貫で、「Leadership in Action」という、実業界で活躍している人の話を聞く授業がある。 そこで、公的組織で組織改革にあたった方のゲスト講演があった。 (チャタムハウスルールの下にあるので、組織名・講演者は明かすことができない) こ…

MBAT-大人の大運動会

小学生の頃、運動会の前々日くらいから熱が出て、両親から、「今年は残念だけど運動会は出られないね」と言われたことがある。 どうしても運動会に出たかった自分は、朝、こっそりと出かけて、運動場で開催されている開会式に向かった。 次の日からは高熱で…

What do we learn in global marketing?

Today's lectue is about an introdcution to the global marketing. What is marketing? - To make long story short, it is delivet the value to the cusotmers. Then, how can we summerize "gobal" marketing in one word or short sentencce- It is "c…

プログラム責任者のスピーチ

ケンブリッジMBAでは、学期の始めと終わりにプログラムの責任者が、20分程度のスピーチをする。 今学期の始めのスピーチは、今後のMBAの方針について、話したもので、面白かったのでメモ。(そもそも、学期毎に、directorが学生に話す機会を作ろうとするの…

Value Driven Leadership

この授業で、①「どのような人を部下として採用したいか?」②「どのような人を上司として持ちたいか?」という質問に答え、その理由を議論する機会があった。 ①では、 (1)凡ミスを良くするけど、すごいいい人 (2)ものすごい能力が高いし、上司に対して…