Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

ケンブリッジMBAークラスメイトの近況(プログラム終了1ヶ月後)

Dear World

 

How do you measure the impact of the university?

 We can count the novel prizes,

 or the number of the students who led the countries,

 or, won Olympic medals,

 略

 But, the real impact of Cambridge is the effects of it have on people’s life.

 

出典:「Yours, Cambridge: The Campaign fo the University and Colleages of Cambridge」

 

ケンブリッジ大学としては、人にどのような影響を与えたかで、その存在価値を測りたいらしい。

 

では、MBAを経て、同級生はどんなところに着地し始めているのか、直近の同級生のキャッチアップをもとに整理してみた。

 

元々、エンジニアで、一緒に社会起業プロジェクトをやっていた友人は、プログラム開始直後はコンサルタントを目指してケースの練習をしていたのに、今はホンジュラスにいるらしい。社会起業のアイディアを試すとのこと。「We should be disruptive」といつも言っていたが、行動もdisruptiveだ。

 

プロジェクトで一緒にケニアに行ったエンジニアの友人は、ファイナンスのバックグラウンドが全くないのに、ロンドンでPEの仕事についていた。将来的にはImpact Investment Fundに興味あるとのこと。「何をしたいのか分からないから、MBAから紹介される案件には全部応募している」と最初は言っていたが、MBAの最後は、Impact Investmentのコンサルプロジェクトを熱心にやっていた。

 

スタディグループで仲のよかった友人の1人は、イギリスにいた時に、起業アイディアと既に作り始めているホームページを見せてくれたのだが、面白そうなアイディアだった(教育プラットフォームのようなアイディア)。が、今は、一度母国に帰り、元の会社での仕事(ITコンサル)をしながら、そのアイディアでの起業準備をして行くとのことだった。

 

一緒に旅行に行って、仲のよかったグループの友人は、失礼な言い方かもだが「いかにも」なPost -MBAに行っている感じだった。Amazon, McK, Fung Group, BCGなど。このグループはみんな英語ネイティブなことに加え、就活の準備をかなり前倒してしてやっていたので、決まるのも相対的に早く、そのままその就職先に行っている。

 

特殊な例として、MBAの後に別のマスターに行くか迷ったりしていた友人がいたのだが(公共政策やファイナンス)、(別の学校のオファーを断り)就職する道を選んだようだった。留学前にメディカルコースにいた人もいるが、その人は(自分が公共政策に戻ったように)メディカルコースに戻った。

 

もちろん、(主にロンドンで)まだ、仕事を探している人もいる。今もロンドンに残っている人は、次の仕事を探す上での「場所」に対する優先順位が高いのだと感じる。「インダストリー」「ファンクション」「ロケーション」のどれを優先するかも人それぞれだ。 

 

日本人(私費の人)進路の特徴はスタートアップ(起業含む)の一言だと思う。(去年は、全員社費で、卒業後は元の組織に戻ったので、毎年の傾向ではないと思うが。)

 

結婚した人もいる。今年度中に式を挙げた人・挙げる予定の人が把握している範囲で4、5人いる。どの人もMBAに来る前から付き合っているパートナーと結婚している。

「留学前に付き合う→留学に来る→就職→結婚」の方が海外では一般的なのかもしれない。日本だと、「留学前に結婚→(奥さんを)連れて留学→共に帰国」が多い気がする。

 

 一方、同期ではないが、アラムナイの話(02年卒)。

 

ナイジェリアで大臣を務め、女性として始めてOPECのプレジデントを勤めたアラムナイが、逮捕されたらしいというニュースが同期の間で広まっていた。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Diezani_Alison-Madueke

 

何か罪があったにしろ、(政治的な)濡れ衣にしろ、いずれにしろ残念なニュースだ。

 

どんな人生を歩むか分からないが、5年目・10年目の同窓会でここで出会った人達と再会した時、その時している事に胸を脹れる人間でありたい。

 

http://insight.jbs.cam.ac.uk/assets/2014_news_cambridgembaclassof201415beginprogramme.jpg