インターン記録5(組織毎の違い)
転職をしたことがある人にとっては、当たり前のことのことかもしれない。
ただ、5年間、官僚的な組織(というか官僚組織)で働いた後に、違う組織で働いて感じた組織毎の違いは、海水がしょっぱいことを始めて自分で確かめた時のような感覚だった。
どんな組織で働きたいかは、個人の価値観だと思うが、感じたことをメモ。(記載内容がコンサルの方が少ないのはインターン期間の差が原因。)
違う能力・バックグラウンドを持った人の集まり?
例えば、マーケティングを担当している人、財務を見ている人、現地の言葉を理解できるのでフィールドワークで付加価値を出す人、自分のようにリサーチのバックグラウンドを活かす人、そしてその全体を束ねる人、本当に多様なバックグラウンドとインセンティブを持った人が参画している。
ミッションを意識している・一体感がある?
打ち合わせで「自分達の組織の役割をどう説明すればいいか?」ということを、普通のスタッフが議題として提案するくらい、個々のスタッフも組織の役割みたいなものを考えている。その他、以前ブログで取り上げたような取り組みも含め、組織として一体感を持つような取り組みを垣間みた。
悪口を言わない?
大きな組織でないからかもしれないが、普通のスタッフと食事に行った時等に、上司や職場の不満を全く聞かなかった。(単に悪口を言う程、信頼できる相手として、自分が認識されていなかった可能性もある。)東京で働いていた時は、管理職や上司を覗く若手で集まり食事すると、一定の割合で必ず上司への不満や組織への不満が話題となった気がする。
ブランドのある大手企業でもないので、それなりにミッションに共感し、仕事内容に納得した人でないと、働こうと思わないという理由もあるのかもしれない。
不満が少ないということは、自分のやっていることの意義(社会的意義、自分の人生における意義)を感じていることの裏返しでもあるので、重要なポイントではあると思う。
コンサル
これはNPOとは対比的で、比較的似た能力を持った人の集まり。それぞれ得意な分野(製造業、IT等)があっても、基礎にあるスキル的なところは非常に似通っているように思う。組織としても、組織として何か一体感をもってやるというよりは、独立したスタッフがプロジェクト毎に集まる、という印象が強い。(プロフェッショナルファームだから当たり前なのかもしれないが)
役所
統計・データ分析をする人、法律を作る人等、多様な能力を持つ人の集まりという意味ではNPOに近い。ただ、組織に入る時点ではそういった能力に分かれていない点が異なる気がする。(良く言われる日系企業は就職するのではなく就社だ、という観点ですね)
その一方で一体感は強い(気がする)。
後半は、もう少し、こういう組織に焦点を当てた授業を取ってみようかな。