Columbia(MPA) to Cambridge(MBA)

コロンビア大学(SIPA)、ケンブリッジ大学(MBA)の留学体験記です

Easter Termの授業

必修 Macroeconomic 普通のマクロ経済の授業。 数式はなく、学部より簡単。 評価は、グループで経済問題を分析した新聞記事を作るというものと、個人レポート。 Cooperate Governnance and Ethics どちらかというと、経済的なインセンティブ構造等から、ガバ…

ケニア訪問記(2)

(0)雑感 正直、中心部は想像以上に開発が進んでいた。 一方、少しでも中心部を離れると、空き地やスラムが広がっていたり、普段は1時間程度の道が、混雑する時間帯だと2時間くらいになるなど、不安定な面も。 また、滞在最終日に、大学でテロが起き15…

ケニア訪問記(1)

大学のプロジェクトで、ケニアに行ってきた。 プロジェクト抜きに考えると、面白かったのはサファリパークとマサイマーケット。 今回はマサイマーケットのお話。 マサイマーケットは、週一回(火曜日)に、ナイロビ近郊の田舎町に住む人が、ナイロビの中心部…

Hult Prizeからの学び

Hult Prizeという社会起業コンペに参加した。 お題は、「スラム街の幼児教育を改善するビジネスプラン」 残念ながら、地区予選で敗退したが、学びを忘れないうちにメモしておきたい。 チーム 言い古されて、文章にすると陳腐に感じるけど、これはほんとうに…

ネゴシエーション

プロジェクト、コンペの準備、授業の予習や課題、その他で全く更新できなかったので、久々の更新。 ネゴシエーションの授業が面白かった。 基本、ロールプレイングするのだが、後半2回のネゴシエーションの授業が、今までとは異なる立場で交渉に望めたとい…

Micheal Term(1学期)の授業/Lent Term(2学期)の授業(予定)

今学期の授業の紹介をまとめてしていなかったので、まとめておきます。 ①Microeconomics 計4回の授業 Welcome week中に終わる。 ミクロの基礎からゲーム理論までが範囲 ゲーム理論のところで、航空行政の話がある等、ビジネスを意識した解説。 自分は学部が…

【読書感想】知識機動力経営(野中郁次郎)

アメリカ海兵隊の組織構造を分析した上で、日本企業への提言をしている「知識機動力経営」を読んだのでメモ。 「機動力のある組織を構築するにはどうすればよいか」という問題意識のもと、「機動力」のある組織としてアメリカ海兵隊の組織の特徴を分析し、そ…

【番外編】孫氏の二乗の兵法

ソフトバンクアカデミアの孫さんの講演を今更見て、今更感動したので、簡単にメモ。 MBAで勉強するときも、こういった大きな枠組みの何を勉強しているのかを意識したい。 企業を経営する時は、以下の25の文字を心得える必要がある。 (「孫氏」計編(第一…

Cambridge MBAの目指すところ

「君の提案は我々のビジョンと合っているし、非常に面白い」 先日、あるメールをProgram Director に送付したことに対して、上記の返信をもらい、わずか15分だが、1対1で会う機会をもらえた。 送ったメールというのは、東大EMPプログラムを紹介する内容。…

ケンブリッジビジネススクール:組織行動論(OB)session8〜Change(2)のメモ

「変化」についての2回目の講義。 前回は大きな戦略についての考えだったが、今回は具体的な実行段階での話。ポイントは以下の4つの側面。 方向性 重要なことに問題を絞る。 人事 モチベートできるような人事制度を作る。 日々の業務で何を帰ればいいのか…

本音を言う授業

「私はあなたが、このことを蒸し返すたびにイライラする」 これは、2週間前から始まった、スタディグループの人間関係をレビューするセッションでのある人の発言。 この授業は、非常に変っていて、1時間、2つのスタディグループのメンバー10人が、一つ…

ケンブリッジ大学ビジネススクール;組織行動論(OB)session7〜Changeのメモ

変化を興すための手順 変化の必要性の共有 特に「なぜ」を問いかけ、変化の必要性を共有するようにする。 変化後のビジョンを共有する。 ストーリー、イメージが分かり易いように物語を語る。 ストレスレベルが、低すぎず、高すぎないレベルを見極める。 コ…

Startup Weekend!

54時間 で、スタートアップのビジネスモデルを作るという、イベントに参加した。中身は至ってシンプル。 参加者有志による1分間でのアイディアのピッチ(短時間で自分のアイディアをプレゼンする。多分40くらい) 参加者全員による投票で、10個のアイ…

シリコンバレーがやってきた

「Slicon Valley Comes to UK」というイベントに参加。 これは、シリコンバレーにある著名な企業・起業家にUKにきてもらって、講演・ネットワークキングをやろうというイベント。 最初の3、4人の講演を聞いただけで、次の予定に行く必要があったので、あま…

Management Practice(6)〜パワー

「自分がPowerを持っていると思う人は手を挙げて!」 と先生が言うと、ぱらぱらと数人の手が挙げ、授業が始まった。 今回の授業のテーマはずばり「パワー」他人への影響力。 「パワー」という言うと、「エゴ」「独占」「ゼロサム」という印象が強いのはどこ…

ケンブリッジビジネススクール:組織行動論(OB)session6〜企業文化のメモ

1. 企業文化一般 企業文化とは何か?—3段階ある。 Artefacts- Physical. Behavior, Verbal Espoused Values Basic underlying Assumption 企業文化をコントロールするには? Selection : Top management action Socialisation: Stories Clarifying the psyc…

Management Practice(5)〜リーダー!!!!

リーダーシップの定義とは何か? が今回のテーマ。 殆どの時間がリーダーシップの定義とは何か?に費やされる。 Followerがいること 人をMotivateできること 目的を設定できること カリスマがあること 等、リーダーシップにこんなに興味があるんだというくら…

Management Practice(4) & CVP

今回のキークエスチョンは、 異なる文化を持つ人の特徴と、彼ら/彼女らが同じ職場で働いた場合に何が起こるのか?その対処方法は? うまくインセンティブ設計されてない組織でいかに異なる部門間が協力し合うことが難しいか? 1について 「Self-Awareness」…

Organizational Behavior(4)

今回の講義の学びは、組織がストラテジーを作れば、人事制度もそのストラテジーに沿ったものである必要があるというもの。ここでの人事制度とは、 人事制度=Recruitement + Performance Management + Development /Training の三つのことを指し、必ずしも…

検索ログランキング

どんなキーワードの検索で来ているのかが気になったので、調べてみた結果。 1.国際公共政策大学院、コロンビア この検索キーワードがトップで良かった。 4.クローデン葉子、ニューヨーク シンガポールでインターンの記録を書いた際に、クローデン葉子さんの…

OB

通称OB. Organizatonal Behavior(組織行動学)の紹介。 何回か紹介しているManagement Practiceと違いどのMBAでもある授業だとは思う。Manegement Practiceは「個々の人間のバックグラウンドの違いから来る認識の違いを乗り越えるか?」に焦点を当てている…

Management Practice(3)

過去2回の授業の紹介でも言った通り、この授業はself-awarenessを主な目的としている。今回は囚人のジレンマのゲームが授業に組み込まれていた。 【ゲームの概要】 4人ずつAとBの2つのチームがある。(60人近いクラスのなのでA/Bのセットが7個くらいで…

Management Practice(2)

2回目の授業でのゲームの様子の紹介。 このゲームは、4人のチーム2組(A/B)で行う。 全体設計(以下の内容はA/Bの両方で共通) A/Bは、別の部屋に入る。 A/Bは双六のような地図(A/B共通)とゲームの指示書が渡される A/Bは基本的には会話出来ないが、1…

CVP (Cambridge Venture Project)(1)

ケンブリッジ周辺のベンチャー企業のマーケット調査+α(参入方法等)を5人くらいのチームでコンサルするプロジェクト(授業の一環)。 チームは自分の場合は、金融機関出身のイギリス人、ゲームアプリでビジネスディベロップしていたウクライナ人(女性)…

Management Practice(1)

この授業は自分がマネージャーになった時、どう自分を認識し、どう他者と交わっていけばいいのかを議論する授業。 事前のリーディング、講義、講義内の簡単なゲーム(?)を中心に授業が進むほか、コンサルティングプロジェクト内の人間関係の分析がこの授業…

ケンブリッジMBA

今学期からケンブリッジMBAに来ているので、ブログのタイトルも変更。 恐らく、ケンブリッジの名を知らない人はこのブログに来る人はいないと思うが、「ケンブリッジにもMBAがあるんだ」という反応が殆どだと思うので、今回はMBAについて紹介。 ①1年制 まず…

インターン記録5(組織毎の違い)

転職をしたことがある人にとっては、当たり前のことのことかもしれない。 ただ、5年間、官僚的な組織(というか官僚組織)で働いた後に、違う組織で働いて感じた組織毎の違いは、海水がしょっぱいことを始めて自分で確かめた時のような感覚だった。 どんな…

インターン記録4(シンガポールの表面的な感想)

表面的なシンガポールの感想をメモ。 インターンの2週間だけだが、興味深い町でした。 (1)合理的・効率的 切符買う時も、タッチパネルに路線図が表示され、駅をクリックすると、切符が買える。(路線図を見てから、切符売り場に並ぶ必要がない) 中心部…

インターン記録3(他己評価と一体感)

インターン先で、他己評価を行う機会があった。 一人ずつの名前を書いた紙を用意し、その人の「長所= He/She is great because・・・」を書き込んでいくというもの。(コメントした人の名前は書かなくてよい) この取り組みは、客観的に自分を見つめられると…

インターン記録2(新たな組織での気づきと大学院で学ぶ内容)

インターンが始まり、ちょうど2週間が経過したので、守秘義務の抵触しなそうな範囲で感じていることを。 今回は、異なる組織で働くうえで大切に感じたことと、大学院で学ぶ内容について。 異なる組織に飛び込んだときに、大事なのは以下の3つではないかと…